「バンダイ」の親会社「バンダイナムコホールディングス」の発表によりますと、ことし8月、バンダイの税務調査をしていた東京国税局から不正な取り引きが指摘されました。 これを受けて社内で調査したところ、「バンダイ」でイベントの企画や運営を担当する40代の男性社員が、取り引き先に支払った金の一部を振り込ませるキックバックの形で、会社の金を不正に受け取っていたことがわかったということです。 金額は平成25年からことしまでに、およそ2億円に上るということです。
ふむ。
バンダイナムコホールディングスのリリースを見てみますと。
当該元従業員による本件不正行為は、平成 29 年 8 月 29 日に国税当局から当該会社への税務調査の過程で判明しました。この指摘を受け、当社グループでは直ちに外部弁護士を含めた内部調査委員会を立ち上げ調査を進めてまいりました。 その結果、当該元従業員は、平成 25 年から平成 29 年の間にわたり、取引先と共謀して当該会社から、約2億円(現在判明分)にわたる金員を不正に詐取していることが判明いたしました。
約2億円(現在判明分)とありますから、金額がさらに膨らむ可能性はありますね。
この仕事をしていると、税務調査において従業員の不正発覚というのはよく聞く話でして。幸いなことに当事務所の顧問先様におかれましてはそんな事態に発展したことはないですけれど。同業者の話で聞いたり、相談を受けたり、と。
で、不正をしている従業員が異常に羽振りがよかったりするらしいんですよね。
ただ、これ、発覚した場合の社会的制裁と天秤にかけると割に合わな過ぎといいますか。当然解雇されますし、不正に詐取した金額についても、国税当局からは追徴税額を請求されますし。もちろんそんなおカネは既に使ってしまっているので納税資金がない、ということになりまして人生詰んでしまいます。
その結果、自ら人生を(以下略)
という話は実際にありました。
刹那的な行動は慎みたいところです。
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関東信越税理士会東松山支部 経理部長
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嵐山町固定資産評価審査委員会 委員
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