東芝 4度目の危機(3)「融資判断できない」

Pocket

東芝 4度目の危機(3)「融資判断できない」

ただ、今の銀行団の結束も、首の皮一枚の危うさがある。

 支援の旗振り役であるみずほ銀は、今回のドタバタ劇の裏で、重要な決断を下していた。

 「東芝の債務者区分を『要注意先』に下げる」。1月下旬のみずほ銀の臨時取締役会。審査担当の説明に対し、みずほフィナンシャルグループ社長の佐藤康博(64)は、一切異論を挟まなかった。

 債務者区分は「正常先」から「破綻懸念先」まで大きく5段階ある。要注意先は正常先の1段階下だが、もう一段下がると不良債権となり、原則として新規融資はできなくなる。「本当に支える気があるのか」。区分の引き下げを聞き耳を疑ったのは、主要取引行の支援を信じて協調融資を続けていた地銀だ。

 東芝はメモリー事業に2兆円以上の価値があると見積もるが「相応の損失リスクを抱えながらの融資継続には覚悟がいる」(地銀幹部)。銀行団は不安を拭いきれないまま、再建の行方を注視している。

悲壮感すら漂ってきましたね地銀さん…

【関連記事】

相続・贈与・譲渡・遺言・事業承継・法人についてのご相談は
埼玉県東松山市の関根盛敏税理士事務所まで
関東信越税理士会東松山支部 経理部長
関東信越税理士会埼玉県支部連合会 会員相談室相談員
嵐山町固定資産評価審査委員会 委員

@smoritoshi

Pocket

タイトルとURLをコピーしました