政府は利用が伸び悩んでいる少額投資非課税制度(NISA)をテコ入れする。毎月少額を積み立てたい人のために新たな枠を設ける調整に入った。投資上限を現在の年120万円の半分以下に抑える代わりに売却益や配当に税金がかからない期間を現行の5年から大幅に延ばす方向だ。制度の使い勝手を良くして利用者の裾野を広げる。現行の半分の年60万円以下の投資について、非課税期間を20年前後に延ばす枠をつくる方向。非課税期間5年の現行制度との併用は認めず、利用者はどちらかを選ぶことを想定している。
これはどう考えても筋が悪い改正要望。
2014年に始まったNISAの口座数は今年3月末で1000万を超えたが、足元では新規開設の伸びが鈍化。口座を開いたのに使ったことがない人も半分強に達する。120万円の上限額を使い切っている人はひと握りにすぎない。
このように口座開設したのに未利用な人が半分以上いる状況を踏まえれば、制度をより複雑にしても意味がない。
利用者は「有利な方を選ぶ」とかしたくないんですよ。バシッとひとつ簡単な制度があって、それが恒久的である方を好むんです。
全然わかってないですね。
そもそも、税はシンプルを是とすべきで、複雑化すればするほど泥沼ですよ。
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