第六世代税理士用電子証明書の発行と税理士の業務のデジタル化への対応(税理士界)

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税理士界 第1449号

会務報告 デジタル・システム委員長 山口伸二先生

現在の第五世代税理士用電子証明書(紫色のICカード)は、令和8年3月末日に有効期限が到来するため、本年8月以降順次、第六世代税理士用電子証明書の申込受付開始。

スケジュールとしては。

8/14 北陸会、中国会、四国会、九州北部会、南九州会、沖縄会
8/25 北海道会、東北会、名古屋会、東海会
9/16 近畿会
10/6 東京地方会、千葉県会、関東信越会
11/4 東京会

第六世代税理士用電子証明書はリモート署名方式とオンライン上で税理士本人を認証するための「税理士認証カード(赤色のICカード)」を組み合わせた新形式の電子証明書となる。

今までの電子証明書は、ICカードに格納された署名用電子証明書を税理士の手元で管理する方法だったが。

第六世代税理士用電子証明書はクラウド上のリモート署名サーバーに署名用電子証明書が保管される。税理士認証カードには認証用電子証明書が格納され、これを使ってリモート署名サーバーにログインして本人認証を行うことで電子署名が可能となる仕組み。

クラウドサーバにログインすることで本人認証するんですね。クラウドになるとは言っていましたが意味がわからなかったのですが、図表を見てイメージがわきました。

税理士認証カードは、電子署名法の制約を受けず、オンライン上で税理士本人を認証する用途として広く活用できるため、会務のデジタル化、税理士法2条の3に対応することを期待して、税理士会員全員に交付される。

第六世代税理士用電子証明書の利用に必要な税理士認証カードは、税理士本人を証明するという性質上、税理士会員1人につき1枚の発行となる。

第五世代までのように予備として2枚取得することができなくなるのですね。

そのため、万が一の破損、紛失等に備える必要があり、電子証明書へのマイナンバーカードの利用登録(ひもづけ)を行うことで、税理士認証カードの予備としてマイナンバーカードが機能することになるようです。

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@smoritoshi

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