金密輸 前年比2割減とはいえ過去2番目に多い密輸事件


納税通信 第3562号 2019年3月4日

金の密輸事件について、2018年は前年比2割減の1088件で、66%増となった2017年から比べると大幅減ではあるものの、過去2番目に多い記録とのこと。

密輸、というところがポイントで。

海外では金の取引は消費税がかからない。でも日本では消費税がかかる。

海外で1億円で買っても消費税がかからないので1億円を支払うだけで買える(諸経費はかかるけれど微々たるもの)

この1億円で買った金を日本に持ち込む際、通常であれば税関で消費税を8%分を納める必要がある。

ここを密輸してしまって、日本で1億円で売却(金の価格は変動が少ないので1億円で大体売れる)すれば、1億円と消費税8%分800万円が手元に入る。これが10%に増税された場合は当然1,000万円に増える。

当然、密輸は犯罪ですが、報告を見る限りは横行していることがよくわかります。

10%増税を控えて、平成31年度税制改正では金の密輸対策を措置。

  • 今年の4月以降、密輸品と知りながら金を購入した場合は消費税の仕入税額控除は不適用
  • 今年の10月以降、金の購入には仕入先の本人確認書のコピーを保存しないと仕入税額控除不適用

ということで、密輸業者ではなく、密輸業者から購入する側である買い取り業者側に課税するように改正。

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