太陽光発電関連業者 申告漏れが相次ぐ

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太陽光発電の業者が脱税の疑いで、東京国税局から刑事告発された。

「東北復興再生エネルギー」と山本浩司社長(52)は、2017年の税務申告を行わずに、およそ1億7,600万円の所得を隠し、法人税などおよそ4,300万円を脱税した疑いが持たれている。

太陽光発電をめぐっては、ここ数年、電力会社への売却価格が下落しているが、山本社長は、以前取得した高値の固定価格で売る権利を譲渡して利益を得ていた。

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売電収入の脱税ではないのですね。

このあたり、朝日新聞に詳細が記載されていますが。

https://www.asahi.com/articles/ASLB05DZ4LB0UTIL03V.html

FITに基づく買い取り価格は当初、事業用で1キロワット時あたり40円と国際的に見ても高値で、太陽光パネルなど設置費用の値下がりを待って建設に着手しない業者も多い。買い取り価格は年々下げられており、価格が高い時期に取得された発電事業の権利「売電権」は価値が高まった。売電権を取得したのに発電せず、権利だけを売って利益を得る業者や、その取引を持ちかける仲介業者の存在も指摘されていた。

ということで各国税局で太陽光発電関連業者に対して掃討作戦が行われている模様。

再生エネルギー普及のため2012年は買取価格が1キロワット時あたり40円、それが今では18円。価格は20年固定。さらに発電システムの設置コストが12年の1キロワットあたり42.6万円から17年は30万円と減少。ということで、権利だけ持って、実際には稼働させず(発電システムを建設せず)に「売電権」を転売するという、ね。

金儲けに敏い人がいるもので。ちゃんと申告すれば問題ないのですが。

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関東信越税理士会東松山支部 経理部長
関東信越税理士会埼玉県支部連合会 会員相談室相談員
嵐山町固定資産評価審査委員会 委員

@smoritoshi

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