税理士界 第1349号 特別寄稿 租税教育についての若干の所見 酒井教授

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租税教育についての若干の所見 中央大学教授 酒井克彦先生

酒井教授による特別寄稿。さすがに良いこと書いていらっしゃる。

民主主義教育としての租税教育

「我が国の国民のタックス・コンプライアンスに対する意識は相対的に低いものと言わざるを得ない」とし、「民主主義国家において、国家の維持・活動に必要な費用は国民が適正公平に租税を通じて負担をすることが大原則であるところ、こうした思考が国民に根付いていないのではないか」と危惧されいらっしゃる。

租税教育を明確にタックス・コンプライアンスと接続させる視角が要求されるべき、と。

租税教育のターゲット

児童や生徒を教育対象とすることもさることながら、その教育を担う教員にタックス・コンプライアンスをがあるのかどうか。教育担当者をターゲットとする租税教育の重要性を説いていらっしゃる。

リアリティある租税教育

確かに、人によっては黒板にマグネットで酒税は間税で、とかやってる租税教育の講師がいらっしゃいますが、それホント意味ないですって言いたいですからね。

観念的に租税教育をしても響かない!

酒井教授による結びとして。

税理士会による租税教育には二つの目的があろう、と。

ひとつは、民主主義の一環として公平社会の実現に資する目的。第二に税理士業界への将来有望な者を集めること。

さすがすぎる…

酒井教授ならではの俯瞰した所見ですね。

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@smoritoshi

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