ただ8年後を待たずとも、すでに4割の地銀は本業で赤字の状態だ。森信親長官は「持続性のないモデルを続けると、ゆくゆくは健全性という本質的な問題に突き当たる。看過できない」と話す。目の前で燃えさかっていた不良債権問題の解決を使命に誕生した金融庁だが、不良債権問題が収束したいま、行政の軸足は急性期医療から「予防医療」に大きくシフトしつつある。 症状が悪化してからでは回復させるのに膨大なコストがかかるし、手遅れになる可能性もある。そうなる前に手を打つことで金融システムの安定性を維持しようというのが現在の金融庁の考え方だが、「切羽詰まった状況にはない」と考える銀行側との認識のギャップは大きい。しかもビジネスモデルは経営判断の領域で、金融庁の強制力が及ぶわけではない。だからこそ長期戦を覚悟しているというわけだ。
融資では赤字、その分を金融商品の販売で穴埋めしている状況は、早晩行き詰ると。問題が起きてから対処するお役所体質からは脱却する金融庁の姿勢は評価できます。それに金融機関がついてくるかは別問題というわけで…
このため「1回目の検査では銀行の言い分を聞く。2回目以降、彼らが掲げている計画と現実に乖離(かいり)が出てきた段階で繰り返し詰めていく」(幹部)構えだ。
そろそろその2回目が始まっているのかこれから始まるのか。地域に地銀は一行までに持っていくなんて話もチラホラ聞いていますし、注視せざるを得ませんね。
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