ランニング思考

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慎泰俊著『ランニング思考』読みました。いや、別にウルトラマラソンをしているわけではないですし、今後もやるかどうかはわかりませんが、“ランニング思考”が非常に共感できましたね。

 

慎泰俊著ということでExcelの人がまた何か書いたのか、くらいに手に取ったものの、ぐいぐい引き込まれました。1時間ほどの電車時間に一気に読んでしまいましたし。文体も好きですね。

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 徹底的に打ちのめされる経験をして、心の底から自分のちっぽけさを思い知りながら、それでも目指すゴールに向かって行動を続けるとき、僕たちは自分一人で出来ることは何もないことを思い知る。そのときに、僕たちは人の優しさや運命のめぐり合わせに感謝することを知り、心は素直になっていく。自意識やコンプレックスというのは心の複雑骨折のようなものだけど、曲がった心が真っ直ぐなものになっていく。

また、苦しみ抜いて長い距離を走りつづけると、あるタイミングでとても静かな世界に足を踏み入れることにもなる。もちろん実際には周囲に音はあるし痛みもあるのだけど、それが違う星の出来事であるかのような、静謐な世界に足を踏み入れることにもなる。この上なく心が安らぐ場所で、静かに自分を見つめることができる。修行を重ねた僧侶が瞑想するときに見える法悦の世界はこういうものなのかもしれない。

それにしても、苦しみはほんとうに沢山のことを教えてくれる。誰だって人生においていつかは修羅場を経験するが、非常に長い距離を走ることを通じて、僕たちはそういう試練を意識的に作り出すことができる。
逃れようのない長い苦しみを意図的に作りだし、苦しみの中で自分を静かに見つめながら、心を整え、仕事や人間関係、生き方について大切なことを学び取ること。一言で言えば、僕が長い距離を走る一番の目的はここにある。初のウルトラマラソン経験の後、僕は、心が疲れてきたときには長い距離を走るようになった。まだ解けないわだかまりは沢山あるけど、長い距離を走って苦しみ抜くたびに、僕は心の重荷を一つずつ落としてきたように思う。

序文が公開されているのでぜひ読んで欲しいですね。

走ることは生きる知恵をもたらしてくれる。素直さ、謙虚さ、自意識を脱すること、生活のリズムを保つこと、物事をそつなく粛々とこなすことの大切さなどなど。

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ゴールはそこにあるのだけど、そこに辿り着いた時には、ゴールはもうただの通過点と化していて、そんなに大きな達成感が沸き上がってくるわけではない。辿り着いた時点で、次の何かがまた見えてくる。ああ、終わりは死ぬまでなく、ただただ方向だけがあるのだなあと思う。

福岡伸一あたりがほのめかしそうな、彼は生物学者で慎泰俊は企業家だが、哲学の境地といっていいと思う。

P120
一番大切なのは、やり切る能力。(中略)やるべきことを、コツコツと、休みなく行うこと。

P121
この「やるべきことを、倦まず弛まずやり続ける」というのは、走ることだけでなくて、何をやるにも大きな違いを生み出すものだと僕は信じている。

過剰の中にあると、必要なものは見えてこなくなる

何かに取りかかる前の儀式を作ること

調子は悪いか最悪

とかも好きですね。

毎日の朝練にも弾みがつきます。けど、今朝は調子悪くて足が重かったなぁ。雨だったし。

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音楽を聴きながら走っているとの記載がありますが、私は走っているときに音楽は聴かなくなりました。当初は聴きながら走っていたものですが、「スタッスタッスタ」っていう足音を聴きながら、自分の調子を確かめつつ走る方が良い感じだと気付いたから。

ひとりになって自己と向き合う、って時間を毎朝作ることは仕事の一部です。汗と一緒に解決策が流れ出てくる感覚ってたまにありますから。ホントたまにですけども。

とはいえ、ワタクシ、ランナーではなくサイクリストなんだけどなぁ。そういう自負がある一方で、走ってもいます。

オススメ本。

こっちも参考になりますよ。

 

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関東信越税理士会東松山支部 経理部長
関東信越税理士会埼玉県支部連合会 会員相談室相談員
嵐山町固定資産評価審査委員会 委員

@smoritoshi


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