地銀の預金6割、相続時に他金融機関に流出 都市部の親族、大手銀口座に移動

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地銀の預金6割、相続時に他金融機関に流出

フィデリティ退職・投資教育研究所の調査によると、地方銀行の預金などの57.6%が相続時に他の金融機関に流出していることがわかった。地方に住む親の遺産を都市部の親族が相続する際に、自身の口座に移すケースが多いためとみられる。相続をきっかけにした顧客離れが進めば、地銀の経営基盤が脅かされる可能性もある。

 地銀から大手銀行とゆうちょ銀行に預金などが流出する割合は、それぞれ1割を超えた。逆に大手銀の預金の相続時の流出は2割強、ゆうちょ銀は4割弱にとどまった。全国展開の強みが出た。

 同研究所の野尻哲史所長は「地銀が預金を維持するには、顧客の家族の口座を獲得する必要がある」と指摘する。

まぁ、そうでしょうね。例えばここご当地でいえば、武蔵野銀行、東和銀行、地銀ではありませんが埼玉縣信用金庫、農協なんかも流出しちゃっていますね。都心のエリアによっては埼玉りそな銀行も変更されてしまうのでしょう。水戸証券、武蔵野証券あたりの証券会社は即変更って話は聞いたことがそんなにないのですが、NISA口座の開設の関係上なんでしょうかね。

地銀におかれましては、相続開始後に如何にして担当税理士に対応策を講じてもらうかってのも今後は重要な渉外になってくるのではないでしょうか。

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